20代の頃にはなかったシミやシワ。30代になって何気ない生活のふとした瞬間、シミやシワができていると突然気づいた方もいるでしょう。

『今までになかったのに、どうして…。』その時のショックは言い表せません。ある意味、若い頃失恋したショックと同じくらいの衝撃です。

そのシミのもっともの原因が紫外線。紫外線はどのような影響を及ぼし、シミに変えてしまうのでしょうか。

シミの原因!紫外線の種類

30代女性の敵!【紫外線とシミの驚くべき関係性】お肌の劣化を守る基礎知識

お肌の健康にかかわる紫外線は2種類に分類されています。

  • 【UV-A波】雲やガラスを通しお肌の深層部に影響を及ぼす
  • 【UV-B波】紫外線のうち5%の割合い。強い刺激でお肌に炎症を引き起こす

ちなみに【UV-C波】もありますが、地上までは届きません

今まで地上までは届きませんでした。しかしオゾン層の破壊問題により、危険性が高まってきていると言われています。

紫外線A波【UV-A波】

紫外線のうち約95%を占めるUV-A波。

紫外線A波は弱いエネルギーでありながら、雲を突き抜けガラスや洋服越しにも影響を与える紫外線です。このUV-A波を浴びると2〜3割はお肌の深層部にまで到達し、深刻な悪影響を及ぼします。

コラーゲンやエラスチン・ヒアルロン酸などを作り出す繊維芽細胞の組織を破壊。お肌のハリをはじめ弾力を奪うので、シミだけではなく30代女性にとっては厄介なシワやたるみを引き起こす原因となります。

弱いエネルギーなので、日焼けのような大きな影響としては現れません。日常生活の中で気づかぬ間に、ジワジワとシミの原因のメラニン色素を酸化させている紫外線です。

紫外線B波【UV-B波】

一方、紫外線のうち約5%の割合のUV-B波。

外出やレジャーなどで日焼け(サンバーン)として影響を及ぼしているのが、この紫外線UV-B波です。ほとんどが表皮(お肌の表面)で吸収されるので、お肌の奥深くに影響を及ぼすことはありません。

ただし、新しいメラニン色素を作り出してしまいます。それがいわゆる日焼けの状態ですね。深層部には届きませんが、シミやそばかすの根源とも言える紫外線なのです。



紫外線A波と紫外線B波。どちらが悪い影響を及ぼしているというわけではなく、言えばタッグを組んでいるという状態。悪者と言えば基本トリオが定番ですが、ここでは2人組。

よってたかってお肌をイジメるなんて、いくらアラサーでも乙女心も傷つきます。


紫外線とは違う?ヒーローの【シミ】

30代女性の敵!【紫外線とシミの驚くべき関係性】お肌の劣化を守る基礎知識

私たちにとって最低最悪とも言えるシミは、全く不要なものであるか言えば決してそうではありません。

シミは、紫外線A波と紫外線B波の2人組に立ち向かうヒーロー。
私たちの体を守ってくれているなくてはならない存在なのです。

紫外線からイジメられたお肌は、DNA(デオキシリボ核酸)(※)の破壊や皮膚癌の発生に対抗するためにメラニン色素を作り出します。このDNAが破壊されると、シミどころか肌そのものの維持もできなくなってしまいます。

(※)DNA(デオキシリボ核酸)
古い細胞を排除し新しい細胞を生み出す役割をコントロールしている、細胞核の中にある物質

シミができなければ、他にもっと大きな危害が加えられてしまうことに…。あまり気がすすみませんが、シミに対して『ありがとう。』という感謝の気持ちを持たなければいけないほどです。本来は危害を加えてくる紫外線が根元です。

紫外線の別名【四害線】

紫外線は別名【四害線】と言われており、4つの害を及ぼします。その4つは、色素沈着・老化・皮膚ガン・皮膚炎です。

季節にかかわらず降り注ぐ紫外線によって、お肌は1年を通して劣化の危険にさらされています。紫外線がシミをはじめしわやたるみの原因になっている事を『光老化』と言います。

30代40代になって進行していくお肌の老化の原因の多くが、紫外線(四害線)によって引き起こされる光老化なのだとか。

紫外線が引き起こす『光老化』とは?

紫外線は日常生活のごく小さなものでも、慢性の日焼けとなって蓄積し、加齢にともない徐々に大きな悪影響となります。

気づかないほどの微弱な炎症でも、知らず知らずのうちにお肌の内部で継続的に繰り返され、光老化を加速度的に進行させることに。

  • 【肌の表面近くのダメージ】過剰なメラニンが発生
  • 【肌内部のダメージ】コラーゲンの減少・柔軟性・修復力・再生力が衰える

この『光老化』を予防できれば、80%の肌の老化を抑制できると言われています。30代という加齢だけが、肌の衰えを進行させているのではないのですね。

極悪非道の紫外線ペア

とはいえ実は紫外線ペアも、私たちの肌に悪さを仕掛けてくる悪者かと言えば、そうではありません。

紫外線含む太陽の光は、大切な役割を担うビタミンDの生成をしています。ビタミンDは、血液中のカルシウム代謝を促す作用・免疫を向上させる働きなどがあり、骨の生成にも役立っています。全く日光に当たらないままでは、健康維持ができないのです。

日本人はビタミンD不足であると言われ、骨粗しょう症やガンにかかる可能性の上昇が危惧されています。シミやシワを恐れて全く紫外線を受けないと、シミやシワと悩んでいるどころの話ではなくなってしまいますね。

悪いと感じる人でも良い面がある人間がいるのも同様。私たちの体の中で働く悪玉菌が、体を守る役割をしてくれているのも然り、100%悪いものなんて存在しないのですね。

紫外線とうまくつきあっていく必要がありそうです。